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・ギタースタンドを買おうと思っているけど、種類が多すぎて何を買えば良いのかわからない。
・定番や有名どころを中心にオススメのギタースタンドを具体的に教えてほしい。
・そもそも必要?ギタースタンドの重要性やメリットについて教えてほしい。
ギターを立てかけたり、保管する際に必要となるギタースタンド。
いざ購入しようと調べてみると、形状(タイプ)・サイズ・デザインの種類もさまざまで、値段の幅も広い・・・
結局なにを購入すべきなのか迷われている方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、定番や有名どころを中心にオススメのギタースタンドを紹介します!
ギタースタンドのことをよく知らずに…
・用途に合わない不用品を買ってしまった。
・ギタースタンドを使わずに、ギターを壁に立てかけたり、床に置いたままにしている。
・ギタースタンドを持っていないため、ギターケースに収納したまま、しばらく弾かずに放置している。
上記のような方も多いと思いますが、ちょっと待ってください!
ムダな買い物をしているばかりか、大切なギターを危険にさらし、さらに演奏する機会が減るため、ギターの上達も見込めません。
正しいギタースタンド選びは、より強固で豊かなギターライフ(基盤)を作り、ギターテクニック向上のために必須となり得るほど重要なテーマというワケです。
先に結論だけお伝えしますと、ギタースタンドのメリットとオススメのギタースタンドは以下のとおりです。
メリット
・ギターを倒すリスクが減り、安全に保管できる。
・ネックへの不要な負担を軽減できるため、反りを防止して、ギターを良いコンディションで維持できる。
・ギターを気軽に手に取れるため、使用頻度や演奏する機会が増えて、上達が早まる。
・ギターが部屋のインテリアになるため、テンションが上がり、練習意欲やモチベーションが高まる。
オススメ ギタースタンド
なお、ギター初心者や特別こだわりのない方、何を購入するか迷っている方には、最初の1本としてPLAYTECHの「GS1」シリーズをオススメします。
もっともスタンダードで使いやすく、値段も安い上に、高い品質のコスパ最強ギタースタンドです。
そして何よりもギタースタンドとしては珍しくカラーバリエーションが豊富なため、見た目にこだわる方や、所有ギター・部屋のインテリアに合わせたい方にもピッタリです。
具体的に説明していきますので、どうぞ最後までご覧ください。
ギタースタンドのメリットとデメリットについて
まずは、ギタースタンドのメリットとデメリットについて確認しましょう。
概要は以下のとおりです。
メリット
・ギターを倒すリスクが減り、安全に保管できる。
・ネックへの不要な負担を軽減できるため、反りを防止して、ギターを良いコンディションで維持できる。
・ギターを気軽に手に取れるため、使用頻度や演奏する機会が増えて、上達が早まる。
・ギターが部屋のインテリアになるため、テンションが上がり、練習意欲やモチベーションが高まる。
デメリット
・設置場所を必要とするため、その分のスペースが埋まってしまう。
・どんな用途や環境でも使えて、さらに完璧な状態で保管できるような「万能なギタースタンド」は存在しない。
・長期保管には向かない。
・ラッカー塗装の対策が必要不可欠。
ギタースタンドのメリット
ギターを倒すリスクが減り、安全に保管できる。
ギタースタンドを使わず、壁などにギターを立てかけている場合、当然のことながら不安定な状態であるため、何かの拍子で倒してしまうリスクが高くなります。
不意に蹴飛ばしてしまったり、微弱な振動はもちろんのこと、地震の揺れなどでも倒れてしまいます。
ギターの買い替え・不要な修理費を捻出するくらいなら、ギタースタンドを購入する方がはるかに安くつきます。
最悪の事態も想定して、事前にギタースタンドを利用することを強くオススメします。
ネックへの不要な負担を軽減できるため、反りを防止して、ギターを良いコンディションで維持できる。
ギタースタンドを使わず床に置いて放置すると、ネックに不要な負荷が掛かってしまい、ネックが反るなどの変形の原因になってしまいます。
重力の影響で、普段よりも大きな負荷が生じるワケです。
ギタースタンドを使うことで、ネックへの負荷を最小限に抑えることができます。
大切なギターを長く使い続けるためにも、ギタースタンドを導入しましょう。
ギターを気軽に手に取れるため、使用頻度や演奏する機会が増えて、上達が早まる。
ギターを保管する際にもっとも安全な方法は「ギターケースに収納すること」です。
とは言え、毎回ギターケースから出し入れすることが面倒に感じることもあり、最悪の場合、ギターを弾かなくなってしまうこともあります。
気軽にギターを手に取れる心理的なメリットは大きく、ギター上達に直結する重要な要素です。
気軽にギターを楽しんだり、上達を早めるためにも、ぜひギタースタンドを使いましょう。
ギターが部屋のインテリアになるため、テンションが上がり、練習意欲やモチベーションが高まる。
ギタースタンドを使わず壁に立てかけていたり、床に放置していると、見た目にも悪く、むしろ部屋のインテリアとしては邪魔モノ扱いになりかねません。
しかし、ギタースタンドを使うことで、一気にギターをインテリアの一部として保管することができます。
オシャレな部屋作りに加えて、ギターを弾く意欲の向上により、ギターの上達が早まります。
大切なギターを見ながらお酒を飲んだり、友人に自慢したり、恋人にカッコいい部屋をアピールするなど、楽しみ方がグッと広がります。笑
より豊かなギターライフを送るためにも、ギタースタンドを導入しましょう。
ギタースタンドのデメリット
設置場所を必要とするため、その分のスペースが埋まってしまう。
言うまでもなくギタースタンドは床や壁などに設置するため、その分のスペースを必要とします。
所有するギターの本数によってギタースタンドのサイズや数は変わってくるものの、いずれのタイプのギタースタンドでも設置スペースの確保が必要です。
とくに複数ギターを所有している方は、どうしてもギタースタンドのサイズが大きくなったり、台数が多くなりがちです。
以下のような状況にならぬよう、あらかじめご注意ください。
床がギタースタンドだらけ…
・歩くスペースが少ない上に、掃除も大変。
・不意に蹴ってしまうなどで、ギタースタンドごとギターを倒してしまうリスクが高まる。
・手前のギターは取りやすいものの、奥にあるギターを取ることが困難になる。
・1台が倒れると、ドミノのように将棋倒しで他のギターも倒れてしまい危険。
壁がギタースタンドだらけ…
・ギター同士が近すぎると、地震などの揺れでギター同士が衝突してしまい危険。
・壁などの設置元の強度が軟弱である場合、壁などの設置元そのものが倒壊・破損してしまう可能性がある。
・人によるものの、一面ギターだらけの見た目により圧迫感を覚え、心理的な余裕がなくなる。
ギタースタンド分のスペースに限らず、適切な住居スペースを確保し、無理なく生活・ギター管理できるバランスの良い環境づくりを目指しましょう。
どんな用途や環境でも使えて、さらに完璧な状態で保管できるような「万能なギタースタンド」は存在しない。
残念ながら、どんなタイプのギタースタンドにもデメリットがあるため、用途や環境が限られることに加えて、完璧な保管状態を作ることはできません。
後述しますが、どのタイプのギタースタンドにもデメリット(弱点)が存在するため、一概に「コレを買えば完璧!」という提案はできません。
少しだけ例をあげると、それぞれのタイプで以下のようなデメリットが考えられます。
「立てかけタイプ」:ギタースタンドの構造上、変形ギター(Vシェイプなど)では利用できない。
「吊り下げタイプ」:手の込んだ作りのため、やや高価になってしまう。
「壁掛けタイプ」:壁に穴を空けられない賃貸物件に住んでいる方や、壁に穴を空けたくない方、設置元(壁など)の強度に不安がある場合には不向き。
「複数本タイプ」:サイズが大きく、ある程度の設置場所が必要であるため、スペースを確保できない場合には利用できない。
以上のようなデメリットを把握しつつ、メリットとのちょうど良い落としどころで、もっとも用途に適したギタースタンドを選ぶ必要があります。
また、ギター保管時の安全性を高めることができるとは言え、どうしても転倒や落下、気温・湿度・直射日光による劣化などのリスクは残ってしまいます。
繰り返しますが、「コレを買えば完璧!」という万能なギタースタンドは存在しません。
ギタースタンドを使っても、完璧な保管状態は作れないことは、あらかじめ理解しておきましょう。
長期保管には向かない。
ギタースタンドは以下のようなリスクが考えられるため、長期の保管には向いていません。
・地震などの揺れで、ギタースタンドごと倒れる可能性や、ギター同士あるいは壁や周囲の物と衝突して破損する可能性がある。
・季節の変化による気温や湿度、直射日光などの影響を受けてしまうため、自然とギターのコンディションが悪化する可能性がある。
・ギターにチリやホコリが付いてしまうため、定期的な払い掃除が必要。
そのため、長期間にわたってギターを保管する場合には、「ハードケース」や「セミハードケース」に収納して保管することをオススメします。
さらに、ケースの中に「湿度調整材」を入れておくと、より快適な状態でギターを保管できます。
ラッカー塗装の対策が必要不可欠。
「ラッカー塗装」が施されたギターを立て掛ける際には注意が必要です。
対策をしなければ、いわゆる「焼け」が起きてしまう可能性があります。
後述しますが、ラッカー塗装に対応しているギタースタンドであっても、必ず何かしらの対策が必要になります。
完璧にラッカー対応しているギタースタンドは存在しないというワケです。
ラッカー塗装とは?
正式名称は「ニトロセルロースラッカー」
限りなく薄く塗装できるため、楽器に使用される木材に不要な質量を与えず、「木材本来の鳴り」を最大限に引き出す事が可能。
そのほか、光沢が出ることにより、見た目(見栄え)が良くなる効果もあり、主に高級モデルなどに使用される。
その反面、以下のようなデメリットもある。
・施工に手間が掛かり、費用(コスト)が高くなる傾向にある。
→塗料を吹き付けてから揮発(塗料から溶媒が揮発することで塗膜が形成される)まで待つ必要があり、完成までに時間が掛かる。
→塗料性質により、塗りムラが出やすい。
→何度も研磨を繰り返す必要がある。
→ホコリなどの不用物を避けつつ、一定条件を満たした気温や湿度のもとで乾燥させる必要がある。etc.
・耐候性がなく、温度や湿度などの天候の影響・直射日光により、塗装表面が白く濁るブラッシング(白化現象)を引き起こす可能性がある。
・気温や湿度の変化によって木材と塗装が収縮し、それらが原因で塗装面がヒビ割れてしまう、いわゆる「クラック」「ウェザーチェック」発生の可能性がある。(人によってはメリットに感じる事象)
・ゴムに触れることで化学反応を起こし、いわゆる「ゴム焼け」(黒く変色)することがある。
総じてデリケートな塗装であるため、取り扱いが難しく、よりシビアで丁寧な管理が求められる。
ギタースタンドを購入する際は、所有ギターの塗装方法をあらかじめ確認しましょう。
ラッカー塗装の場合は、以下のような対策を検討してください。
・ラッカー対応のスタンドを選ぶ。
・スタンドブラなどの専用カバーを使う。
・ギターとギタースタンドの設置面に包帯を巻く。
・ギターとギタースタンドの設置面にギタークロスなどの布を挟む。
なお、先述のとおり、最も注意したいことは「完璧にラッカー塗装対策されたギタースタンド」は存在しないという事実です。
「ラッカー非対応」のギタースタンドに比べて、化学変化による変色を軽減できるものの、残念ながら長期の変色などは避けられません。
繰り返しますが、ラッカー対応だからと安心せずに、必ずラッカー対策をしましょう。
ギタースタンドの種類について
続いて、ギタースタンドの種類について確認しましょう。
ギタースタンドには様々な種類がありますが、大きく分けると以下の4種類に分類できます。
ギタースタンドの主な種類
・立てかけタイプ
・吊り下げタイプ
・壁掛けタイプ
・複数本タイプ
それぞれのポイントについて解説します。
立てかけタイプ
「立てかけタイプ」は、もっともスタンダードでポピュラーなギタースタンドです。
安い上に種類も多く、気軽に購入できるため、定番のギタースタンドとして多くのミュージシャンに愛用されています。
ボディ下部とネック部分で支えるシンプルな構造であり、脚を開いてギターを置くだけのため、誰でも簡単に扱える点も魅力的です。
もっとも普及率が高く、ギタースタンド選びに迷ったり、ギター初心者の最初の1本としてオススメします。
ただし、ネック部分を支えに立てかける構造のため、ネックにやや負荷が掛かる点に注意が必要です。
また、ギタースタンドにボディ下部を乗せる必要があるため、ボディ下部が特殊な形状の「Vシェイプギター」などの変形ギターは使えません。
そのほか、ボディ下部を乗せる部分が回転する仕様の製品が多いため、その仕様上、振り子の様に動いてしまい、バランスを取って置かなければギターが斜めになってしまうデメリットがあります。
バランスを取ること自体は簡単ですが、いちいちバランスを考えて置く必要があるため、ごくまれに面倒・不便に感じることがあります。
なお、安価で普及率が高いがゆえに「安かろう悪かろう」の商品が多い、いわゆる玉石混交のタイプです。
安価とはいえ、あまりにも安すぎる商品には注意して、なるべく質が良いものを選びましょう。
吊り下げタイプ
「吊り下げタイプ」は、ギターのヘッド下部をギタースタンドのフック部分に掛けて、宙に吊るした状態で保管するギタースタンドです。
先述の「立てかけタイプ」とは異なり、ヘッド下部(ネック部分)で支える構造であるため、ネックへの負担や不要な反り、ねじれ等を軽減できるメリットがあります。
特にエレキギターは重量があるため、「吊り下げタイプ」を利用することによるネックへの負担軽減のメリットは大きいでしょう。
また、ヘッド下部(ネック部分)1点で支える構造のため、ギタースタンドにボディ下部を乗せる必要がなく、ボディ下部が特殊な形状の「Vシェイプギター」などの変形ギターでも利用できます。
さらに、ギターを掛けるフック部分には、落下を予防するロックが備わっている製品も多いため、安定感が高く、ギターの落下リスクを軽減できる点も魅力的です。
一方で、シンプルな作りの「立てかけタイプ」に比べて、手の込んだ作りの「吊り下げタイプ」は、やや高価になってしまう点がデメリットでしょう。
とは言え、機能面や安定性に優れているため、高額なギターや大切なギターを保管する際には「吊り下げタイプ」をオススメします。
ギターを守るための「保険料」と考えれば、少し高額でも購入の価値はあるでしょう。
なお、購入時には「フック部分にネック幅が対応しているか」あらかじめ確認する必要があります。
とくに、ネック幅の広い多弦ギターやクラシックギターを使われている方は、事前にフック部分がネック幅(サイズ)に対応しているか確認してから購入しましょう。
壁掛けタイプ
「壁掛けタイプ」は、壁やメタルラックなどにギタースタンドのフック部分を取り付けて利用するギタースタンドです。
先述の「吊り下げタイプ」と同様、ヘッド下部(ネック部分)で支える構造であるため、ネックへの負担や不要な反り、ねじれ等を軽減できるメリットがあります。
当然のことながら、ヘッド下部(ネック部分)1点で支える構造のため、ギタースタンドにボディ下部を乗せる必要がなく、ボディ下部が特殊な形状の「Vシェイプギター」などの変形ギターでも利用できます。
また、床に接地する必要がないため、床のスペースを確保できて、住居スペースを広く確保できるほか、掃除の際にギタースタンドを移動する手間がなくなる点も魅力的です。
頻繁に床掃除をする方や、「ロボット掃除機」を利用されている方、省スペースでギターを保管したい方には必須のギタースタンドではないでしょうか。
さらにギターを壁に掛けることにより、ディスプレイ効果でギターをインテリアのように見せることもできます。
オシャレな部屋作りに加えて、ギターを弾く意欲の向上が見込まれます。
一方で、ネジなどで壁へ取り付ける必要があるため、壁に穴を空けられない賃貸物件に住んでいる方や、壁に穴を空けたくない方には不向きな場合があります。
また、壁の強度に不安がある場合にも取り付けできません。
そのほか、複数のギターを「壁掛けタイプ」で吊るす場合、地震などの揺れでギター同士が衝突してしまうリスクや、壁あるいは周囲の物に衝突して破損してしまうリスクがあります。
そのため「壁掛けタイプ」を選ぶ際は、ギター同士の間隔はもちろんのこと、壁そのものや周囲の物から適切な距離で設置できる長さのギタースタンドを選ぶようにしましょう。
ご自身のギターボディの「厚み」を考慮して、壁から適切な距離で接地できる長さのギタースタンドを選んでください。
とくにアコースティックギターは本体に厚みがあるため、壁からの距離が短いギタースタンドを選ぶと、ボディが壁面に当たってしまい傷が付いたり落下する危険性が高くなります。
なお、「壁掛けタイプ」には様々な種類が存在します。
・ネジを使って壁に穴を空けて取り付けるタイプ
・メタルラックやメタルシェルフに取り付けるタイプ
・クローゼットや衣類用ハンガーラックを使って取り付けるタイプ
・ホチキスを使って壁に少しだけ穴を空けて取り付けるタイプ
上記のとおり、賃貸住宅に住んでいる方や、壁を傷つけたくない方にも選択肢があります。
環境に応じて、無理なく使えるタイプを活用しましょう。
複数本タイプ
「複数本タイプ」は、1台で複数本のギターをまとめて立てかけられるギタースタンドです。
1か所にギターをまとめて収納できるため、スッキリと省スペースでギターを管理できます。
加えて、レコーディング・ライブ・リハーサル時などに、様々なギターを持ち替えて演奏する場合にも、すぐに手に取れるため非常に便利です。
以下のような方は「複数本タイプ」がオススメです。
・2本以上ギターを持っている方
・これからギターを追加で購入する(増やす)予定がある方
・部屋をなるべく広く使いたい方
・まんべんなく所有ギターを利用したい方
・様々な種類のギターを頻繁に利用する方
なお、「複数本タイプ」にも様々な種類が存在し、置ける本数についても3〜7本と用途や環境に合わせて柔軟に選べます。
柔らかなアクリル生地に覆われているタイプ
HERCULES(ハーキュレス)の円形タイプ
ギターのハードケースのように収納できるタイプ
一方で「複数本タイプ」には、以下のようなデメリットもあります。
・サイズが大きく、ある程度の設置場所が必要であるため、スペースが確保できない場合には利用できない。
・大きさも重量もあるため、簡単には移動できない。
・ギタースタンドとしては高額な製品が多い。
・引っ越しの際や使っていない期間の保管に困る。
・処分する際や、売却する際(郵送など)に困る。
また、商品によっては粗悪な作りで、安全性に欠ける製品もあります。
重量のあるギターを多く設置しても倒れず支えてくれる問題のない製品なのか、購入の際はあらかじめ注意しましょう。
安すぎる粗悪品を使った場合、ギターの重みに耐えきれず、ギターと一緒にギタースタンドごと倒れてしまう大事故が発生する可能性があります。
さらに、接地する部分の素材(ゴムなど)がツルツルと滑り安定感に欠ける、あるいは短期間でボロボロになってしまうなどの粗悪品が存在します。
なにとぞ「安かろう悪かろう」の製品にご注意ください。
なお、アコースティックギターはエレキギターに比べてボディに厚みがあるため、アコースティックギターを置く予定がある場合には、ギターを立てた際の間隔に余裕がある製品を選ぶようにしましょう。
オススメのギタースタンド
それでは、実際にオススメのギタースタンドをタイプ別に紹介します。
ご自身の予算・用途・環境などに応じて、最適なギタースタンドをお選びください。
立てかけタイプ
KIKUTANI(キクタニ):GS-101B
KIKUTANI(キクタニ)は、ギタースタンドに限らず、様々な楽器用のスタンドを製造・販売している日本の楽器メーカーです。
1948年の設立より今日に至るまで販売・製造を続ける老舗です。
そんなKIKUTANI(キクタニ)からオススメしたいギタースタンドが「GS-101B」です。
・KIKUTANI(キクタニ)の90年以上の経験をもとに作られた、確かな品質。
・頑丈で太いパイプを採用しており、全体の強度が高く、三脚部分の安定感も抜群。
・頑丈な素材を使用しつつも、830gと軽量で持ち運びが簡単。
・ギターが接触するスポンジ部分に「EVA素材」を採用することで、適度な弾力と耐久性を実現。
「EVA素材」とは?
Ethylen-Vinyl Acetate(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)の略称で、建築資材やランニングシューズのソールなどでも使われる素材。
プラスチックの一種で、発泡ゴムとしても認知されている。
適度な柔軟性と弾力性を持ちつつも、軽量で耐久性が高く、水や紫外線にも強いといった多くのメリットを持ち合わせている。
そして、歴史あるメーカーにもかかわらず、1,000円前後で購入できるリーズナブルな価格も魅力です。
「安心・安全・コスパ良し」の三拍子が揃った、高品質なギタースタンドです。
信頼と実績ある確かな製品を求める方は、ぜひKIKUTANI(キクタニ):GS-101Bの購入を検討しましょう。
PLAYTECH(プレイテック):GS1BK
PLAYTECH(プレイテック)は「サウンドハウス」が展開する独自ブランドの一つで、楽器関連のオリジナル商品を多数販売しています。
サウンドハウスは、千葉県成田市に本社を置く、楽器や音響機器を扱う通信販売会社です。
私も長い間、いろいろとお世話になっております。
そんなPLAYTECH(プレイテック)から販売されている「GS1BK」は、700円前後で購入できる格安のギタースタンドです。
その価格からは信じられない確かな品質で、必要十分の耐久性と安定感を実現しているコスパ最強のギタースタンドです。
そして何よりも、ギタースタンドとしては珍しく、豊富なカラーバリエーションが用意されているのが大きな魅力です。
ブラックを含む5色(黒・白・青・赤・緑)が展開されています。
部屋のインテリアとしても重要な役割を担うギタースタンドですから、カラーを選べるというのは嬉しいですね。
以下のような方に、PLAYTECH(プレイテック):GS1BKをオススメします。
・とにかく安いギタースタンドが欲しい、値段やコスパにこだわる方
・ギター初心者
・製造メーカーにこだわりのない方
・ギタースタンドを持っておらず、何を購入するか迷っている方
・複数のギタースタンドを用意する必要のある方
・色味などの見た目にこだわる方
・ギタースタンドを、所有ギターや部屋のインテリアに合わせたい方
・かわいいモノ好き、おしゃれ好きの方
吊り下げタイプ
HERCULES(ハーキュレス):GS414B PLUS
HERCULES(ハーキュレス)は、台湾の楽器メーカー「KHS」が展開するスタンド製品のブランドです。
ギタースタンドに限らず、様々な楽器用のスタンドを製造・販売しており、高い品質とデザイン性が評判を呼び、今やプロアマ問わず、世界中の幅広いミュージシャンが愛用しています。
確かな品質と信頼から、楽器店・ライブハウス・音楽スタジオなど多くの場所でも使われる定番メーカーです。
そんなHERCULES(ハーキュレス)からオススメしたいギタースタンドが「GS414B PLUS」です。
安定感のある頑丈な作りに加え、高いデザイン性、機能性に優れた高品質なギタースタンドです。
そして何よりも特徴的なのは、ギターのヘッド下部を吊るすフック部分(ヨーク部分)にあります。
ギターの重み(重力による自重)でロックを掛けるため、取り外す際はギターを持ち上げることによりロックも自動で解除されます。
つまり、楽器をしっかりと掴んで守ってくれる上に、簡単に着脱できる画期的な機構というワケです。
また、付属のアタッチメント「NINA(ナロー・インストゥルメント・ネック・アジャストメント)」を使う事で28〜52 mmのネック幅に対応します。
多弦ギターのような幅が広いネックから、バンジョーのような幅が狭いネックまで柔軟に対応する汎用性の高さも魅力です。
そのほかにも、以下のような拘った仕様が満載です。
・グリップを握ることでスタンドの高さを簡単に調節できる新構造「Instant Height Adjustment Clutch」を採用。
ワンタッチで簡単・スピーディーに操作できるだけでなく、部品の出っ張りを少なくするように設計されているため、収納や持ち運び時の破損を予防できます。
・楽器が触れる部分には「SFF(スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム)」と呼ばれるゴム素材を採用。
ラッカー塗装に「非対応」ではあるものの、極力変化を及ぼしにくい素材を採用しつつ、傷や衝撃から楽器のボディをしっかり保護してくれます。
1.9kgと重量があることに加えて、定価が7,700円とギタースタンドとしては比較的高額に部類する点がデメリットですが、その高い品質と機能性を考えれば致しかたないでしょう。
また、黄色と黒を取り入れた特徴的なデザインゆえ、ビビットなカラーリングに抵抗感を覚える方もいます。
とは言え、ギタースタンドの持ち運びを頻繁に行う方は少ない上に、大切なギターへの「保険料」と考えれば、むしろ安い価格です。
さらに、黄色の部分はギターを置くことで隠れるため、そこまで神経質になる必要はないのかもしれません。
そんなデメリットを気にしない方、高額ながらも徹底的に高い品質を目指したギタースタンドが欲しい方、定番の高級品・ハイエンドなギタースタンドが欲しい方にオススメの逸品です。
PLAYTECH(プレイテック):GSH3
PLAYTECH(プレイテック)から販売されている「GSH3」は、2,500円前後で購入できる格安の「自動ロック付き」吊り下げ式ギタースタンドです。
破格の安さながら、先述のHERCULES(ハーキュレス)「GS414B PLUS」と同等程度の品質を持ち合わせているコスパ最強の製品です。
HERCULES(ハーキュレス)の「GS414B PLUS」と比べて、以下のような違いがあります。
・楽器が触れるクッション部分の耐久性が低い。
・自動ロックの精度が低く、アコギやミニギターなどの軽いギターでは、完全にロックされない(ホルダーが閉じ切らない)場合がある。
・フック部分の幅が調整できないため、ネック幅の広い多弦ギターや、逆に狭いバンジョーなどでは利用できない場合がある。(フック部幅:50mm)
・フック部は左右非対称のヘッド(フェンダー製品など)に添って、左右に傾く仕様ではない。
・完全にラッカー塗装に非対応。
・スタンドの高さを調整する方法がネジ方式のため、調整する際に時間がかかり、さらに、ネジ部品そのものの出っ張りも目立つ。
以上のような違いから、劣化版の製品にようにネガティブに感じるかもしれません。
しかし、HERCULES(ハーキュレス)の「GS414B PLUS」よりも半額以下で買えるとなれば話は別です。
むしろ、2,500円前後で購入できるとは思えない、驚異的な品質・コスパの高さを誇ります。
当然のことながら「安かろう悪かろう」の製品ではなく、頑丈な作りで安定感も抜群、フック部・脚・調整ネジなど主要な各部品の品質も高く、安心して使える製品です。
必要十分な基本性能を備えていながら、必要最低限・過不足ない基準にまでクオリティを追求し、極限までコストをカットしています。
勝手に両者を比較した際のイメージは、以下のとおりです。
・HERCULES(ハーキュレス):GS414B PLUS
→コストは考えず、妥協せずに極限まで性能を高める。
結果として、高額にはなるものの、細部まで作りこまれた隙のない最高峰の製品が仕上がる。
・PLAYTECH(プレイテック):GSH3
→コストを考え、必要最低限・過不足ない性能を追求する。
結果として、最高峰の製品ではなくなるものの、安価で多くの方にとって事足りるクオリティの製品が仕上がる。
つまり、HERCULES(ハーキュレス)の「GS414B PLUS」は、人によっては「オーバースペック」になる可能性があるワケです。
PLAYTECH(プレイテック)の「GSH3」は、取捨選択を繰り返し、ポジティブに「妥協する」ことで、ユーザーが求める品質とコストを極限まで追求し、ちょうど良い落としどころの製品に仕上げているのです。
いわゆる「こういうので良いんだよ〜」な製品でしょう。
また、HERCULES(ハーキュレス)の「GS414B PLUS」と比べて良いところは以下のとおりです。
・とにかく安いため、多くの方が導入しやすい。
・軽く、折りたたみ後のサイズが小さいため、持ち運びが楽。
・カラーリングが黒で統一されているため、見た目がシンプル。(黄色の差し色がない)
以上のとおり、HERCULES(ハーキュレス)は高すぎる・オーバースペックに感じる方、頻繁に持ち運ぶ方、三脚部の黄色の差し色デザインが苦手と感じる方にオススメです。
繰り返しになりますが、2,500円前後で購入できるとは思えない高い品質で、多くの方にとって満足できるクオリティのコスパ最強のギタースタンドです。
「吊り下げタイプ」の最初の一台として、ぜひ検討してみてください。
壁掛けタイプ
シンプルタイプ
KIKUTANI(キクタニ):GH-525
KIKUTANI(キクタニ)から販売されている「GH-525」は、ギターのネックを挟みこみ、吊るした状態で保管できるシンプルなギターハンガーです。
確かな品質と信頼から、ミュージシャンはもちろん、1994年からは楽器店でも使われる定番品として重宝されています。
さらに、歴史あるメーカーの実績ある確かな製品にもかかわらず、1,000円前後で購入できるリーズナブルな価格も大きな魅力です。
そのほか、以下のような特徴があります。
・アルミダイキャスト製のベースプレートと剛性の高いスチールパーツを採用し、高い耐久性を実現。
・フック部は回転する機構のため、左右非対称ヘッド(フェンダー製品など)のギターでも自然なバランスで吊り下げ可能。
・ラッカー塗装に対応。(ただし、完璧に変化を防止する仕様ではないため、ハンガーブラなどの使用を推奨)
・アームの長さの違いで、3種類をラインナップ。
「安心・安全・コスパ良し」の三拍子が揃った、高品質なギタースタンドです。
なお、別売パーツ「GH-P」を使用することで、メタルシェルフやワイヤーメッシュのネット等に掛けることもできます。
信頼と実績のある確かな製品を求める方は、ぜひKIKUTANI(キクタニ):GH-525の購入を検討しましょう。
その他のラインナップ
アームの全長が約19cmあるため、ボディの厚いアコースティックギターなども掛けられます。
また、左右2段階ずつ首振り可能な構造で、左右に振って保管することで楽器屋のようなディスプレイが可能です。
先述の「GH240」よりも、アームの長さが短くなった製品です。
アームの全長が約9cmあるため、同様にボディの厚いアコースティックギターなども掛けられます。
また、こちらも左右2段階ずつ首振り可能な構造で、左右に振って保管することで楽器屋のようなディスプレイが可能です。
「GH240」および「GH240S」で使用できる別売りパーツです。
「GH-P2」を使用することで、バーなどにギターハンガーを取り付けられます。
ロック式タイプ
HERCULES(ハーキュレス):GSP39WB PLUS
HERCULES(ハーキュレス)から販売されている「GSP39WB PLUS」は、自動ロック機能が搭載されたギターハンガーです。
安定感のある頑丈な作りに加え、高いデザイン性、機能性に優れた高品質なギタースタンドです。
そして何よりも特徴的なのは、ギターのヘッド下部を吊るすフック部分(ヨーク部分)にあります。
ギターの重み(重力による自重)でロックを掛けるため、取り外す際はギターを持ち上げることによりロックも自動で解除されます。
つまり、楽器をしっかりと掴んで守ってくれる上に、簡単に着脱できる画期的な機構というワケです。
また、付属のアタッチメント「NINA(ナロー・インストゥルメント・ネック・アジャストメント)」を使う事で、豊富なサイズのネック幅に対応します。
多弦ギターのような幅が広いネックから、バンジョーのような幅が狭いネックまで柔軟に対応する汎用性の高さも魅力です。
そのほかにも、以下のようなこだわった仕様が満載です。
・フック部分に「AS yoke機能」を採用。
AS(AutoSwivel)yokeシステムによって、フック部分が左右30度まで回転します。
これにより、左右非対称ヘッド(フェンダー製品など)のギターでも自然なバランスで吊り下げ可能で、常に垂直で保持されます。
・楽器が触れる部分には「SFF(スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム)」と呼ばれるゴム素材を採用。
ラッカー塗装に「非対応」ではあるものの、極力変化を及ぼしにくい素材を採用しつつ、傷や衝撃から楽器のボディをしっかり保護してくれます。
価格が3,000円前後と比較的高額に部類する点がデメリットですが、その高い品質と機能性を考えれば致しかたないでしょう。
とは言え、大切なギターへの「保険料」と考えれば、むしろ安い価格です。
高額ながらも徹底的に高い品質を目指したギタースタンドが欲しい方、機能性に優れたギタースタンドが欲しい方、定番の高級品・ハイエンドなギタースタンドが欲しい方にオススメの逸品です。
PLAYTECH(プレイテック):GWC1B
PLAYTECH(プレイテック)から販売されている「GWC1B」は、自動ロック機能が搭載されたギターハンガーです。
1,200円前後で購入できる破格の安さながら、先述のHERCULES(ハーキュレス)「GSP39WB PLUS」に類似する機能を持ち合わせているコスパ最強の製品です。
HERCULES(ハーキュレス)の「GSP39WB PLUS」と比べて、以下のような違いがあります。
・楽器が触れるクッション部分の耐久性が低い。
・自動ロックの精度が低く、アコギやミニギターなどの軽いギターでは、完全にロックされない(ホルダーが閉じ切らない)場合がある。
・フック部分の幅が調整できないため、ネック幅の広い多弦ギターや、逆に狭いバンジョーなどでは利用できない場合がある。
・フック部は左右非対称のヘッド(フェンダー製品など)に添って、左右に傾く仕様ではない。
・完全にラッカー塗装に非対応。
以上のような違いから、劣化版の製品にようにネガティブに感じるかもしれません。
しかし、HERCULES(ハーキュレス)の「GSP39WB PLUS」よりも半額以下で買えるとなれば話は別です。
むしろ、1,200円前後で購入できるとは思えない、驚異的なコスパの高さを誇ります。
当然のことながら「安かろう悪かろう」の製品ではなく、頑丈な作りで安定感も抜群、フック部・プレート部・取付ネジなど主要な各部品の品質も高く、安心して使える製品です。
必要十分な基本性能を備えていながら、必要最低限・過不足ない基準にまでクオリティを追求し、極限までコストをカットしています。
勝手に両者を比較した際のイメージは、以下のとおりです。
・HERCULES(ハーキュレス):GSP39WB PLUS
→コストは考えず、妥協せずに極限まで性能を高める。
結果として、高額にはなるものの、細部まで作りこまれた隙のない最高峰の製品が仕上がる。
・PLAYTECH(プレイテック):GWC1B
→コストを考え、必要最低限・過不足ない性能を追求する。
結果として、最高峰の製品ではなくなるものの、安価で多くの方にとって事足りるクオリティの製品が仕上がる。
つまり、HERCULES(ハーキュレス)の「GSP39WB PLUS」は、人によっては「オーバースペック」になる可能性があるワケです。
PLAYTECH(プレイテック)の「GWC1B」は、取捨選択を繰り返し、ポジティブに「妥協する」ことで、ユーザーが求める品質とコストを極限まで追求し、ちょうど良い落としどころの製品に仕上げているのです。
いわゆる「こういうので良いんだよ〜」な製品です。
とにかく安いため、多くの方が導入しやすいところが、HERCULES(ハーキュレス)の「GSP39WB PLUS」と比べた際の最大のメリットでしょう。
繰り返しになりますが、1,200円前後で購入できるとは思えない高い品質で、多くの方にとって満足できるクオリティのコスパ最強のギタースタンドです。
自動ロック付き「壁掛けタイプ」の最初の一台として、ぜひ検討してみてください。
変わり種タイプ
KIKUTANI(キクタニ):GA-150W
KIKUTANI(キクタニ)から販売されている「GA-150W」は、ギターをクローゼットやハンガーラックなどに吊るして収納・保管できるギターハンガーです。
相変わらずの確かな品質はそのままに、ギター保管場所の幅を広げてくれる斬新な製品です。
歴史あるメーカーの確かな製品にもかかわらず、1,500円前後で購入できるリーズナブルな価格も大きな魅力でしょう。
そのほかの特徴は以下のとおりです。
・頑丈な素材を用いた高い耐久性。
・ダブルフックにより、ギター保管時の揺れを軽減し、安定感の増加と、安定するまでの速さを追求した仕様。
・ハンガー自体の角度が垂直方向にキープされるため、ヘッドに角度が付いている楽器でも向きを変えずに掛けることが可能。
・フック部分の前後の向きを工具無しで変更可能。
・ハンガー部分のネジを調整することで「首振り」「固定」いずれでも利用可能。
・ラッカー塗装に対応。(ただし、完璧に変化を防止する仕様ではないため、ハンガーブラなどの使用を推奨)
通常のギターハンガーとは異なり、設置時の壁への加工などが不要なため、気軽に導入できるのが嬉しい点です。
ただし、ギターを正面に向けることができない仕様のため、あくまでも保管を目的とした製品である点に注意しましょう。
基本的にインテリア目的では利用できないことは重々承知の上で購入しましょう。
少し変わり種のギターハンガーですが、信頼と実績のあるKIKUTANI(キクタニ)の確かな製品です。
賃貸などで壁の加工が難しい方、壁の加工を面倒に感じている方・ギターを一ヶ所にまとめて保管したい方など、ぜひ導入を検討してみてください。
若林製作所:壁美人GUITAR HERO(ギターヒーロー)
若林製作所は、新潟県に本社を置く金属製品の加工販売をメイン事業としている日本の企業です。
1966年の創業からおよそ60年、長年の金属加工技術をベースに、様々な商品を取り揃えています。
・倉庫や工場で利用されるスチール製の保管ラック「ネステナー」
・ホテルやレストランの厨房でおなじみのシェルフ
・オフィスで使われるスチールワゴン
・オーダーメイドによる一般家庭のインテリア小物
そんな、一見ギターとは無縁に思える「若林製作所」から発売されているギタースタンドが「壁美人GUITAR HERO(ギターヒーロー)」です。
「穴を開けない」壁掛けタイプのギタースタンドと言っても過言ではないワケですが、にわかに信じがたい製品でしょう。
しかし、そもそも「壁美人」とは、若林製作所の主力製品のひとつであり、ギターに限らず、様々なラインナップが展開されています。
・テレビやテレビ周辺機器用
・ロードバイク(自転車)用
・サーフボード用
上記のように、ギターよりも重量があるモノも「ホッチキスのみ」で壁に掛けられます。
それもそのはず、「壁美人」の最大静止荷重は驚きの「24kg」なのです。
※「壁美人GUITAR HERO(ギターヒーロー)」の耐荷重は「8kg」。
エレキギターの重量は3〜4kg程度であるため、かなり余裕があることがわかります。
長年の金属加工技術やノウハウをベースに生み出された「壁美人」シリーズは、部屋中のあらゆるものを壁掛けにしてしまう、魔法のような画期的な製品というワケです。
以下の組み合わせにより、小さな1本1本の芯へ重さを分散させ、強い保持力を実現した驚きの技術です。
・高品質で頑丈な専用金具
・丈夫なポリカーボネイトフィルム
・複数のホッチキス芯(サビ防止された付属の専用針)
少し話は変わりますが、「壁美人」のアイデアは、開発者の方が何気なく入ったそば屋さんの「ホチキスで壁に貼られたメニュー」がキッカケだそう。
その後、試行錯誤を繰り返し、適切な材質の壁を模索し、マジックテープの「小さな複数のループ面とフック面により強固な付着力を得る構造」を参考に商品化に至ったようです。
話を戻しますと、「壁美人GUITAR HERO(ギターヒーロー)」には以下のようなメリットがあります。
・ホッチキスのみで設置できるため、力の無い女性や年配の方でも設置できる。(ホッチキス以外の工具は不要)
・穴あとが小さく目立たないため、賃貸住宅や家の壁など、クギなどで大きな穴をあけたくない方にもオススメ。
・作業時間は目安として3〜10分程と短時間で設置できる。
・取り外しも簡単。
・内から外へ広がる形状のフック部分により、豊富なネック幅に対応。(ネックが狭いギターは奥へ、広いギターは手前に掛けられる設計)
・フック部が回転する仕様のため、左右非対称ヘッド(フェンダー製品など)のギターでも自然なバランスで吊り下げ可能で、常に垂直で保持される。
・白、黒、赤、3色のラインナップが用意されているため、所有ギターや部屋の雰囲気に合わせて選べる。
また、デメリットや注意点は以下のとおりです。
・石膏ボード専用のため、「木壁」「コンクリート壁」「砂壁」「土壁」などでは使用できない。
・価格が4,000円前後とギタースタンドとしては高額。
・ホッチキスを打つのにコツがいるため、はじめの内は慣れるまで少し苦労する。(30°の角度を付けて打ち込む必要あり)
・人によっては、見た目(網目状のデザイン)が気になる。(別売りの専用マグネットカバーで隠すことが可能)
・穴あとが目立たないとは言え、賃貸物件の場合、退去費用を追加で請求される可能性がある。
・ラッカー塗装に非対応。
・ギターのボディー幅・ヘッドの形状によっては掛けられない場合がある。(ボディの厚いアコースティックギターや、角度の着いたレスポールなどのヘッドは干渉する可能性あり)
・ギターの頻繁な取り外しにより、設置部分(ホッチキスの針)が緩んでくる可能性がある。(定期的に緩みを確認することで防止可能)
・ホッチキスは180°開くタイプでなければ使用できない。(メーカー推奨ホッチキス:MAX社「HD-10D」)
少し変わり種のギターハンガーですが、信頼と実績のある「若林製作所」の確かな製品です。
賃貸物件でも使える可能性のある、唯一無二の壁掛けタイプギタースタンドとして、かなり貴重な存在と言えます。
利用条件が限られるため、購入前の確認が必要ですが、条件が揃うようであれば、ぜひ導入を検討してみてください。
複数本タイプ
HERCULES(ハーキュレス):GS523B
HERCULES(ハーキュレス)から販売されている「GS523B」は、ギターやベースなどの楽器を3本並べられる複数本タイプのギタースタンドです。
安定感のある頑丈な作りに加え、高いデザイン性、機能性に優れた高品質なギタースタンドです。
残念ながら、HERCULES(ハーキュレス)お得意の自動ロック機能「AGS(オートグラブシステム)」は搭載されておらず、一般的なギタースタンド同様、フック部分にギターを立て掛けるだけのシンプルな仕様です。
とは言え、さすがは天下のHERCULES(ハーキュレス)、以下のとおり相変わらずこだわった仕様で他を圧倒しています。
・楽器が触れる部分には「SFF(スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム)」と呼ばれるゴム素材を採用。
ラッカー塗装に「非対応」ではあるものの、極力変化を及ぼしにくい素材を採用しつつ、傷や衝撃から楽器のボディをしっかり保護してくれます。
また、耐久性が高いため、楽器を頻繁に出し入れしても破損せず、長期間の利用が可能です。
複数本タイプの場合、その構造上、ギターボディが触れるスタンド下部が擦り切れやすい傾向にあるため、もっとも重要視したい部分と言えます。
すぐにボロボロになってしまう他社製品に比べて、圧倒的に長く愛用できるでしょう。
・別売りの拡張アダプター「HA205」Extension Packを導入することで、立て掛けられる楽器の本数を増やすことが可能。
購入したばかりの初期状態では3本まで並べられるところ、別売りの拡張アダプターを使うことで、5本前後まで増やすことができます。
ギターのサイズによって前後するものの、2〜3本ほど増設できるため、今後ギターが増えた際に対応できる汎用性の高さも魅力です。
今後、新しくギターを購入した際も引き続き利用できるため、追加でギタースタンドを購入する必要がなく、将来も安心です。
・フック部分にピックを差し込んで保管可能。
フック部分に最大4枚までピックを差し込んで保管できる仕様になっています。
何気ない仕様ですが、ピックが紛失するリスクが減ることに加えて、ピックの保管墓所に困ることがなくなります。
意外にも、ありそうでなかった仕様ですが、ギターと一緒にピックを一ヶ所に保管できるのは想像以上に便利です。
思いのほかピックは紛失しやすいため、探す時間がなくなるのは嬉しいメリットです。
・すぐに折り畳める上に、解体や組み立て、設置も簡単。
簡単に折り畳めて、どこでも持ち運びできるよう可能な限りコンパクトに設計されたデザインも魅力です。
3.6kgと重量はそこそこありますが、その高い安定性や耐久性を考えれば致しかたないでしょう。
また、スタンドの脚部分を開くだけで設置できるため、手早く簡単にギターを保管できます。
自宅だけではなく、スタジオやライブ会場などの外出先で利用する際も便利です。
そのほか、ギタースタンド自体を使わない時も省スペースで保管できたり、部屋の模様替えなども気軽に行えるメリットがあります。
総じて、複数本タイプのギタースタンドながらも、しっかりと移動することも想定した設計になっています。
価格が15,000円前後と高額な点がデメリットですが、その高い品質と機能性を考えれば致しかたないでしょう。
とは言え、大切なギターへの「保険料」と考えれば、むしろ安い価格です。
また、黄色と黒を取り入れた特徴的なデザインゆえ、ビビットなカラーリングに抵抗感を覚える方もいるでしょう。
何事も見た目は大切です。
あらかじめ、自宅の雰囲気や色味に合うかどうかも考慮しましょう。
高額ながらも徹底的に高い品質を目指したギタースタンドが欲しい方、機能性に優れたギタースタンドが欲しい方、定番の高級品・ハイエンドなギタースタンドが欲しい方にオススメの逸品です。
なお、5本並べられる「GS525B」もラインナップされています。
所有ギターの本数や、将来に購入するギターを想定してお選びください。
CLASSIC PRO(クラシックプロ):GST4
CLASSIC PRO(クラシックプロ)は、「サウンドハウス」が展開する独自ブランドの一つで、業務用音響機器のオリジナル商品を多数販売しています。
サウンドハウスは、千葉県成田市に本社を置く楽器や音響機器を扱う通信販売会社です。
私も長い間、いろいろとお世話になっております。
そんなCLASSIC PRO(クラシックプロ)から販売されている「GST4」は、ギターやベースなどの楽器を4本並べられる複数本タイプのギタースタンドです。
徹底的に無駄を省いたシンプルなデザインに加えて、6,000円前後で購入できる破格の安さが大きな魅力です。
当然のことながら「安かろう悪かろう」の製品ではなく、頑丈な作りで安定感も抜群、フック部・プレート部・楽器が触れるクッション部分など主要な各部品の品質も高く、安心して使える製品です。
そのほかの特徴は以下のとおりです。
・格安ながらも組み立て済みの状態で届くため、手間入らずですぐに利用可能。
・脚部分が折り畳めるため、自宅だけではなく、スタジオやライブ会場などの外出先でも利用可能。
・使わない時は、折り畳んで省スペースにて保管可能。
・なるべく設置面積を小さくするよう、可能な限りコンパクトに設計されたデザイン。
・黒のカラーリングで統一された、クセのないシンプルなデザイン。(HERCULESのような黄色の差し色がない)
・各部のネジなどが緩んだ際に締め直し(増し締め)に使用可能な「六角レンチ」と「めがねレンチ」を付属。
また、先述のHERCULES(ハーキュレス)「GS523B」と比べて、以下のような違いがあります。
・楽器が触れるクッション部分の耐久性が低い。
・立て掛ける本数を増設できない。
・フック部分にピックを差し込んで保管できない。
・フック部分を折り畳むことができない。
・完全にラッカー塗装に非対応。
以上のような違いから、劣化版の製品にようにネガティブに感じるかもしれません。
しかし、HERCULES(ハーキュレス)の「GS523B」よりも半額以下で買えるとなれば話は別です。
むしろ、6,000円前後で購入できるとは思えない、驚異的なコスパの高さを誇ります。
勝手に両者を比較した際のイメージは以下のとおりです。
・HERCULES(ハーキュレス):GS523B
→コストは考えず、妥協せずに極限まで性能を高める。
結果として、高額にはなるものの、細部まで作りこまれた隙のない最高峰の製品が仕上がる。
・CLASSIC PRO(クラシックプロ):GST4
→コストを考え、必要最低限・過不足ない性能を追求する。
結果として、最高峰の製品ではなくなるものの、安価で多くの方にとって事足りるクオリティの製品が仕上がる。
つまり、HERCULES(ハーキュレス)の「GS523B」は、人によっては「オーバースペック」になる可能性があるワケです。
CLASSIC PRO(クラシックプロ)の「GST4」は、取捨選択を繰り返し、ポジティブに「妥協する」ことで、ユーザーが求める品質とコストを極限まで追求し、ちょうど良い落としどころの製品に仕上げているのです。
いわゆる「こういうので良いんだよ〜」な製品です。
とにかく安いため、多くの方が導入しやすいところが、HERCULES(ハーキュレス)と比べた際の最大のメリットでしょう。
HERCULES(ハーキュレス)は高すぎる・オーバースペックに感じる方、黄色の差し色デザインが苦手な方、複数本タイプのギタースタンドを安く気軽に導入したい方にオススメです。
繰り返しになりますが、6,000円前後で購入できるとは思えない高い品質で、多くの方にとって満足できるクオリティのコスパ最強のギタースタンドです。
「複数本タイプ」の最初の一台として、ぜひ検討してみてください。
なお、その他のラインナップとして、3本用の「GST3」、7本用の「GST7」も用意されています。
所有ギターの本数や、将来に購入するギターを想定してお選びください。
まとめ
以上、ギタースタンドのメリットやデメリット、オススメ品などについて紹介しました。
メリット
・ギターを倒すリスクが減り、安全に保管できる。
・ネックへの不要な負担を軽減できるため、反りを防止して、ギターを良いコンディションで維持できる。
・ギターを気軽に手に取れるため、使用頻度や演奏する機会が増えて、上達が早まる。
・ギターが部屋のインテリアになるため、テンションが上がり、練習意欲やモチベーションが高まる。
デメリット
・設置場所を必要とするため、その分のスペースが埋まってしまう。
・どんな用途や環境でも使えて、さらに完璧な状態で保管できるような「万能なギタースタンド」は存在しない。
・長期保管には向かない。
・ラッカー塗装の対策が必要不可欠。
なお、ギター初心者や特別こだわりのない方、何を購入するか迷っている方には、最初の1本としてPLAYTECHの「GS1BK」をオススメします。
もっともスタンダードで使いやすく、値段も安くてコスパ最強です。
そして何よりもギタースタンドとしては珍しくカラーバリエーションが豊富なため、見た目にこだわる方や、所有ギター・部屋のインテリアに合わせたい方にもピッタリです。
5色もの豊富なカラーバリエーションが魅力で、かわいいモノ好き・おしゃれ好きにもオススメでしょう。
また、ギタースタンド使う際は、ラッカー対策を忘れずに行いましょう。
所有ギターがラッカー塗装の場合は、以下のような対策を検討してください。
・ラッカー対応のスタンドを選ぶ。
・スタンドブラなどの専用カバーを使う。
・ギターとギタースタンドの設置面に包帯を巻く。
・ギターとギタースタンドの設置面にギタークロスなどの布を挟む。
繰り返しますが、正しいギタースタンド選びは、より強固で豊かなギターライフ(基盤)を作り、ギターテクニック向上のために必須となり得るほど重要なテーマです。
最適なギタースタンドを使うことで、より安心・安全にギターを管理しつつ、ギターの上達を早めることができます。
まだギタースタンドを使っていない方は、なるべく早い段階で導入することをオススメします。
素敵なギタースタンドと共に、最高に充実した「かむいいギターライフ」を楽しみましょう!
以上、Ryo’zでした!
せ〜の、おつかれ〜!
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